締め日より後のことは知らない
LLM は、集めた大量の文章から言葉のつながりを学ぶ。学習に使う文章は、ある時点で集めるのを止める。その時点が学習データの締め日である。モデルが持つ知識は、この日までの文章から来ている。
そのため、締め日より後に起きた出来事や、後で変わった価格や制度をモデルは知らない。知らないと答えずに、締め日の時点の古い内容をそのまま答えることもある。Anthropic も、締め日までの情報と出来事について知識が最も広く確かだと説明している。
締め日はバージョンごとに決まる
締め日はモデルのバージョンごとに決まる。同じ会社のモデルでも、締め日が同じこともあれば違うこともある。Anthropic と OpenAI は、モデルの一覧にモデルごとの締め日を載せている。使っているモデルの締め日は、開発元のこの一覧で確かめられる。
Anthropic は、確かな知識の締め日と、学習データを集めた締め日の 2 つを分けて載せている。
新しい情報が要る時の補い方
締め日より後の情報が要る時は、モデルに外から情報を渡す。1 つは、ウェブ検索の機能で調べた結果を読ませて答えさせる方法である。もう 1 つは、手元の資料から関係する部分を探し、質問と一緒に渡す RAG である。
どちらも使えない時は、答えのうち日付に関わる部分を自分で確かめる。モデルを選ぶ時は、締め日の新しさよりも、要る情報を渡せる機能があるかを見るとよい。用途から選ぶページの条件にある「ツール利用」は、検索のような外の機能を呼べるかの印である。